2006-10-27から1日間の記事一覧

モクセイを身ごもる

木犀を身ごもるまでに深く吸ふ 文挾夫佐恵 金や銀の木犀が代わる代わる咲いて、天地一杯芳香が満ち、どこに行ってもあの甘い香りに襲われるので、嗅覚空間においては足踏みをしているようなもの。そんな季節がはや何処へか行ってしまった。木犀の世界は自分…