2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

いのちが大切なら、いのちが大切だと言うな

いのちが大切だとほんとうに思うなら、「いのちを大切にしよう」なんて言うな!

むなしいいのちだ、大切に

金正日を「偉大なる首領様金正日」と呼ぶのが流行ってるのは北朝鮮だが、ちょうどそのように、いのちを「いのちの尊厳」とか「尊いいのち」とかの枕言葉付きで言うのが日本では流行っている。 いのちははかないんぢゃないのか! いのちは虚しいんぢゃないの…

行為・関係性・業

もうこれ以上このネタで引っ張るのは今日でやめましょうね。 「罪を憎んで人を憎まず」、罪は憎むが実体である人は憎まない。その人とは、日本語を話し、日本的主情主義・日本的情緒を共有するかぎりにおける人である。そういうふうな人間のみを人間の範囲と…

善悪のタマネギ 芯が改心の希望

《悪人がいて悪いことをするのではなく、悪いことをするから悪人》という見方を採用しようという話をしている。その3回目。上の句を換言すると、《悪いことするかぎりにおいて悪人》。「罪を憎んで人を憎まず」ともいった。 ってことは、「人を憎まず」つま…

悪い行為を叱る

前々回の要点を一言で言えば、《悪人がいて悪いことをするのか、悪いことをするから悪人なのか》。後者の見方を、ぼくは生きたい。悪いことするかぎりにおいて悪人、とパラフレーズしておこう。 先日、幼稚園バスの前をふざけて横切った小学生がいたので、バ…

あ゛―

週一回奈良まで日帰りをしている。境線というローカル線に乗って帰るのだが、その線に乗り継ぐ駅は米子駅。岡山から伯備線で出雲行きの「やくも」にのると途中に米子があり、その次の駅は安来である。あ〜ぁ。 へんッ。ちょっと安来節発祥の地が見たかっただ…

悪者をやっつける正義

「怪獣をやっつける」と、いとも簡単に子どもらは言う。はじめからやっつけられるべき悪者として怪獣がいる。ピストルのおもちゃを自慢する子どもに向かって、それ何するの? とか、それ撃ったら誰かが痛い目をするよとか問いかける。すると、悪者を倒すとか…

見事な虹が出ていた。 昨日、わが園の発表会で、三歳児が「おおかみと七匹の子やぎ」のオペレッタをしたが、年少組二クラス40人ほどの子どもがみな子やぎなので七匹ではなく、七色としたところが先生方のうまいところ。虹色おおかみたちがどれほど可愛らし…

見ることの主体は何者か

そのあと段落ははもう、「私」だらけ。「見る」は必ず私によって行われる。世界とは私によって見られているもの以外のものではあり得ない。(こういうことは「主客の二元の世界観」でなければ何なのでしょう)。 見るとは必ず私が見るのだから、宇宙の眼も必…