猪もともに吹かるる野分かな 松尾芭蕉 台風、大雨、洪水、さまざまな形で自然が猛威をふるった。ひとは荒ぶる自然におそれを抱く。しかし敬う感じが同時にあるだろうか。自然を大切にというのは抽象的な感傷にすぎず、命を恵み与え命を奪う、いづれも同じ自…
末の娘の名前は「言」と書いて「ことは」という。名前の深遠な由緒は、話すと長くなるので機会を改める。 いづれにせよ、言葉こそ大事だと、名付けた当時も今も、思っている。 言葉という名を身に帯びて産まれてきた娘は、言葉が遅かった。彼女の祖父はそれ…
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