2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏でも秋でもないところのどよよーん

風は秋の方角から吹いている。梨を食えば秋が体にしみ渡る。それでも日中ばかりは夏が大きい顔をしてる。夏が空間に占める割合は萎縮していき、空気は秋の濃度が高まるばかり。秋と夏とのせめぎ合いに巻き込まれるとどよよーんとなる。 仕事を終えて夜、近く…

ゲテモノ食い

夜中に腹が減ったので、ごそごそと冷蔵庫を開けて、細長い揚げパンを発見。かぶりついたら、出てきたのはちくわ。チーズ入りちくわパン。うそぢゃないよ。

蝌蚪の大国

川底に蝌蚪の大国ありにけり 鬼城 蝌蚪(かと)というのはおたまじゃくしのことです。この句について毎日俳壇選者の大峯あきら氏は『花月のコスモロジー』(法蔵館)という著書の中で、村上鬼城を「近代俳句の最高峰をきずいた俳人」と評してこう述べていま…

感じる体 感じる自然

三瓶山で共に這ったみなさま、お元気でしょうか。「感じる体 感じる自然」というテエマでしたが、みなさまのお体、いかがでしょうか。三瓶からのおみやげであるかのように、帰って二日後くらいから、体が感じだしたのか、膝や腕がぷつぷつやかぶれでいっぱい…

大橋功の「時分の花」考

この春の発見、童謡「ちゅうりっぷ」の「どの花見てもきれいだな」、そしてみすずさんの「みんなちがってみんないい」にスマップの「世界に一つだけの花」、これらのことをとおして語られている事態、見えうる世界、それを何とか言葉にもたらしたい、そして…

縛らない「一つ」、囲わない「同じ」

「同じ」と「違う」、ボタンの掛け違い。「違い」の大切さ、その射程は5月17日に書いた。今日は「同じ」の大切さを。前回の補足。蛇足かな。 おなじ光を受けるということ。世界中の星が笑うというと、個々のことみたいだけど、そこでの関係性、或いは一つ…

大根が白く人参が赤いわけ

「だいこんだいこん なぜ しろい にんじんにんじん なぜ あかい」という歌を紹介してくれた松森先生が「なぜでしょう? わかる人いますか?」とたずねたという話を7月27日にしました。そのつづき。講座が終わり帰りそうになっている先生を足止めして、述…

老骨に残りし花

お盆前の炎天下、あれ? 炎天の下なのか、炎の天下なのか・・・・ うだる夕方の路地で、夫婦とおぼしき老人を追い越した。一台の自転車を翁が押し、その荷台に両手をついて寄りかかりながら、媼が歩く。その歩みは、止まりがちというか、止まっていて時折歩…

採点終えてMach Pelican

やったあああ。やっと終わったあああああ。この数日、書斎(なんて言うと格調高いねえ)にこもって答案を読みこなしていました。採点中は聞けなかった音楽を、あとは点数を指定の用紙に書き込むだけになったので、かけてっと。Mach Pelican聞きながら、単…