2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

宗教か自然か

大寺を包みてわめく木の芽かな 高浜虚子 桜の花びらを掃く日々がぱたりと終わるものさびしさを感じる時は木の芽時でもある。新緑が花びらを押しだすように散らすようでもある。しかし、この句の木の芽のいきおいはそれどころではない。「わめく」のである。…

娘の、終わりという節

終わりの季節である。娘が小学校を卒業した。そして、低学年の頃から習っていたピアノをやめる。終わりの時は勝手にでもおとづれるのであるが、そういう「終わり」に心がついて行っているかどうか。終わりに際してどんなことが経験されるのか。かの娘は終わ…