2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

食卓で

夕食時、小学校一年生の息子が話していたことに、しばし箸が止まる。 生まれてすぐ死んじゃう子もいる(だから好き嫌いせず食べなきゃいけない、と妹たちに語っているという文脈)。食べ物がないからだ。それなら、食べ物を送ったらいい。 ここまでの発想は…

私はよく噛む。噛むことに目ざめた経験があるからだ。その打ち上げ花火によって明るくなった世界を、すかさず「宇宙人による地球革命」という冊子にして(両親は自営の印刷屋さんなので)、知人に配った。革命という言葉を初めて自分の言葉として使った。こ…

春過ぎて夏来にけらし

虫も花も猫も、春。というタイトルを付けていた、そういう時節に書いていたことが、こぼれていた。夏になって発見。季節はずれだけど、今も色とりどりの花が野辺にはあるので、ま、いっか。 幼稚園という職場は若い女性が主で、しかもうちの園は美人ぞろい。…

宗教学ふうに

宗教を考えるための枠組みに、世界宗教と民族宗教、創唱宗教と自然宗教などがある。創唱宗教というのは言い出しっぺのいる宗教のことで、イスラム、仏教など。自然宗教とは自然発生的な宗教くらいの意味で、地縁や血縁によって結びつく共同体の宗教。共同体…