また病院へ

先日の診察の際、疑いの残る点があったため、また病院へ行って再度脳波を取ってもらった。
電極をつけてもらっているときにこっくりこっくり。こりゃまずいなあ。ほんとに寝る人は3秒でねるからなあ、と技師さん。ちなみに眠るとα波が消えちゃってすぐわかるらしい。患者が横たわる部屋と、機械があってモニターを取ったり指示をアナウンスしたりする部屋があり、電極つけ終わって技師さんが隣室へ移る間に私も寝てしまっていて、15分ほどそのまま寝かせておいてくれた。そうしないと1分ごとに「起きろ」のアナウンスをいれるのもかなわんからなあとのこと。それでも最後の方にはうとうと。
子どもたちと映画に行けばぐうぐう。お芝居を見に行けば、「父さんはぐうぐう寝てた。」「いや、ごーごーだった」などと形容される始末。飲みにいけばもちろん、告別式でもうとうと。眠り病だ。
ところで、前回脳波をみたドクターがてんかんの可能性があるとのことで、今回の検査になった。てんかんというと私のコンテクストでは「転換」みたいだが「癲癇」である。古来てんかんと宗教経験(神来とか憑依とか)の関係が取りざたされている。西洋では神聖病などと呼ばれていた。私は強烈な宗教経験というか脱我経験を何回か経験しているので、もしかしたらそれは癲癇と関係あるのかもしれないと思ったら、興味がわいてきた。
幸か不幸か、検査結果に癲癇はみとめられなかった。ドクターは脳波の紙を見ながら「この辺は死んだようになってます(笑いながら。寝てるって意味。確かに線がまっすぐ。)頭の中に恐ろしいものがあるわけでなく、全く健康です。10人に一人くらいは脳波異常はあるものです。意識がなくなる原因はいろいろですが、血圧や不整脈や・・・・どれも問題ありません。ただ、あの場で寝られるというのは睡眠時間が短いのでしょう。」
結局、睡眠不足等からくる疲れだったようである。ところで、脳みその中には恐ろしいものはないということなので、そうなると僕の中に棲んでいる魔物の居場所はどこなのだろう。