子どもの言葉(23)

昨年の話だが、夫婦喧嘩がけたたましかったであろう或る夜中、上の娘が電気の消えた部屋に起きだしてきてこたつに首まではいりこむ。ぼくも入って話をしていたら、暗がりで言った言葉がこれ。
「ちょっとしづかにして。時計の音を聞くから。・・・・
夜は音もねむるね。」