しゃれはやめなしゃれ

言葉遊びが、わが家でははびこっている。岸田衿子の言葉遊びの絵本「よんくん ようかん よくにて たべた」とか、大ウケである。
秋ごろの話。ラフランスがうまかったらしい。娘3「おフランス、また食べたいなあ」、息子「ラ・フランスだろ」、娘1「フランス食べるってすごいよ」、息子「オレの好きなフランスの偉い人はデュマ、次はナポレオン」、私「父さんはパスカルかな」娘2「え?ラスカル?」、私「パスカル」、息子「思想家でしょ」、娘2「あ、パパはパスタが好きなの」
ダジャレを、ぼくは好きではなく、むしろトホホなのだが、小学生はダジャレ好きだ。「ないぞうがないぞうとはいわせないぞう」。小学校の入学式で、1年生を歓迎する出し物があった。ステージに上がって何するかと思ったら「ダジャレをゆいます」だって。そのくらい好きで、年寄りでも、「ユーモア」と言えばダジャレしかないのかっていうくらい。「老人ホームでもユーモアは大切」って話で、ぢゃ、そのユーモアとは? 例で出てきたのはおじいさんに肩をたたく時に「おいおい」とかね。老若男女だじゃれなのだが、息子も好きでねえ。「ラスカルとスターリングをまぜると、パスカルとスタ−リン」。肉の話になれば、「ミンチの植民地」。やんなっちゃうってことが多いけど、たまには脱帽ものも。コップをもった時、乾杯のしぐさで「アヘン戦争で中国はカンパーイ」。