磁器アーチストの言葉

「投げても届かない球は投げない。」ある女性が言った。ぼくは問うた、「投げ続けてたら届くようになるのでは?」。「それはない! 届くようになるまで待つ。」
へえ、と感心しました。あの、赤毛のアンのようなおさげと服装、網上げのブーツ、当時の「オリーブ少女」のニュアンスを加味したいでたちで、キャンパスをなぜか照れくさそうに前かがみで走り去っていく、そんな印象の少女が、こんなことを言うようになるなんて。
ベンシャーンをを思わせるデッサン風に書かれた絵が立体に立ちあがったような作品を生み出すようになり、今や海外でも作品展をするようになったその女性とは、磁器アーチスト、イイホシユミコさんである。

情報;8/23まで青山スパイラルで展示があるようです。