子どもと彼岸花

幼稚園で曼珠沙華の俳句をみなで唱和した。その前に、100人ほどの園児の前で曼珠沙華を差し出して、これなんだ、と尋ねたら、真っ先に娘が「彼岸花!」と声を挙げた。彼女は、彼岸花をふだん、ががんぼ、ががんぼと呼んでいる。息子は、毒の話をしてからだろうか、私が彼岸花を手折ろうとすると、いやがる。まむしに食べさせたらいい、とのこと。まむしの毒、蜂の毒、蛾の毒、彼は毒に興味があるようだ。まだあんまり漢字を書けないが、毒という字を書いて得々としている。