まこも風呂

連想したことその二、まこも風呂。
前回はなした「世界最古の岩塩」を入れた風呂のお湯触りは、お湯が肌を刺す感じ、温まり方が刺すような感じが、まこも風呂を思わせる。まこもという藻を、風呂に入れたり、のんだできるように粉上に精製したものが市販されている。私の実家で両親がはまってから、もう二〇年くらいにはなるだろうか。亡き祖父譲りのもので、両親は毎日、茶を飲むようにそれを飲んでいる。薬ぢゃないのでなんぼ飲んでもかまわない。風呂に入れると、チョコレート色の風呂になって、あるいは泥に入っているようになって、いささか不気味感はあるのだけど、そして何年も追い炊きして使っても水を変えなくてよく、なのに水が腐らないというと不気味感は強まるだろうけど、温まり方が全く違う。そして、まこもが体の毒素を抜いてくれるので、初めての人が入った後などはヘドロのようなものが漂うことになる。毒抜きみたいなことが近年はやってるらしいことを小耳に挟んだことがあるが、これはまさにその決定版、徹底版ぢゃないかしら。体内の異物を排出しようとするらしく、その威力が強いあまり、外科手術して体内に埋めこまれた金属系のものの位置が変わってしまったというエピソードもあるくらい。批評家の西部邁の風呂もまこも風呂です。

ただ難点は若干においがあること。私が高校の頃からコロンやトワレを使うようになったのはそれが発端でした。
http://www.worldbeauty.co.jp/sp_cart50/kennkou.htm