三人の娘と一緒に海へ行く。その途上、下の娘が「雨は海だよ」と言う。「おお! そうだね」と応えて、幼稚園での環境教育の成果かなと漠然と思いながら、進む。海に着いた途端、大粒の雨がボツリボツリと当たり出す。夕立だ。先ほどの娘が再び「雨は海だよ。だいじょうぶ」といって笑ってる。どぼどぼ降ってきて松の下で雨宿りするも、みなずぶ濡れ。
しばらくふるえながら過ごしたのち、虹のかかる海でしばしちゃぷちゃぷする。
夕食時、ビールをのむ私に、下の娘のもう一人がいわく、「ビールの海ができるよ」「いいねえ、ビールの海で泳ぎたいなあ」「パパのお腹の中に」。