問と答

《なんだこれは!》
満たされている。その充実は、しかし、時間における持続をも満たしはしない。
隙ができた時、問いの生まれる時、即ち、
《何で?》
問いは、閃きを呼び込む。隙は補完され充実に還帰する。
再度の着地が叶った時、最初の事実に遡り、かの充実は時を超えるものとして、過去へ先回りし、始まっていたことになる。
即ち、充実の過去は、充溢して今に届く。