虫とりは余子神社

JackSpirit2008-07-29

虫とりの夏だ。
このごろ、近所の余子神社でかぶとやくわがたを見つけて、手に入れて、よろこんでいる。
引っ越してきた4年前の夏、境港にはクヌギがあんまりないことを知り、また余子神社に大きなクヌギがあることを知り、時々行ってみた。たいてい人が来ていた。3メートルほどもある所にいるカブトを照らし出すような懐中電灯におどろき、それを長い竿でとる荒技におどろき、気後れしたのか、以来何年かは虫取りに行っていなかった。
今年何となく行ったら、実に見事な樹液の匂い! 大山によく行くのだが、どうも樹液の出ている木に出くわさない。あれほどの芳醇な樹液の匂いは京都西山での夏以来ではなかろうか。
そして、当然カブトがいた。コクワガタもよくいる。こないだはヒラタクワガタを見つけた。今日はカブトのオスに2回もダイビングアタックされた。毎晩のように、夢遊病者のように、家から抜け出て夢中になって虫取りをしてしまう。
空が白んできたので家に帰り、のどを潤すべく赤ワインをつぐ。グラスがくちびるにあたる寸前、鼻を満たすワインの香り、のはずが、樹液の匂い!? まさか。
あとでふと思った。樹液は幹汁、ワインは実汁。どちらも木の汁には変わりないか。ちと強引?