偉大なる作詞家

「何もかも目覚めてくあつぁらすぃいわつぁすぃ〜」聖子ちゃんの歌を異人さんがパンクバージョンにした曲が一日頭の中で鳴り響いていたので、元気でホッピィ―な一日だった。
三分間の死のあと、「死して甦る」とか「何もかも目覚めてく、新しい私」にならなかったのは、今の僕のだらりんとした境位を示しているであろう。
去年の今頃、妻がインフルエンザの熱に浮かされてROSSOの「シャロン」の熱が出て、それ以後毎朝「シャロン」が流れていた。学校にも上がっていない娘たちが「サンタクロースが死んだ朝に」と口ずさむようになっていた。飛び火して、ミシェルにさかのぼって、朝から激し目のロックがかかる日々が続いていたのに、夏を前にしたある朝急に、「あ〜、わたしのぉ恋はぁあああああ」なんて歌が高らかに鳴っていて、そのあまりの落差に笑ったのを覚えている。詩人のはしくれとして、松本隆の詞はもう絶賛するしかない!曲、聖子ちゃんの勢い、そしてあの歌詞!もう怖いものなしで、「南の風に乗って走るわ〜」。走る走る!