エコかジャイアンか

なれない料理をすることがある。いや、料理と呼べるようなものではない。土曜日や日曜日の朝、前日に焼いた肉の脂が残っているフライパンで、普段は生で食べているような野菜がふにゃっとなったものを入れたり、腐りそうなものをなんでもぶち込んで炒めるだけのこと。
それでも、子どもたちはおいしいと言って食べてくれる、こともある。「エコ料理なんだ」といってガハガハ笑っておく。基本的に、うまいはずがない。
今日は、晩御飯に味噌汁などという難易度の高いものに挑戦した。
食べた子どもたちの表情が一面に曇る。「う、まずい」「まずいなんていっちゃ失礼なんだよ」「口に合わない」「初めて食べた味」と、子どもたち。ぼくも口にして、こんなまずいもの食べたことがないってくらいまずくて、笑いが止まらなかった。そこで、とどめに息子が、「(まずいといったのを注意されたのを受けて)まずいというか、ジャイアンの料理みたい。」